財布。

 今日は財布を忘れたことに池袋で気づいて引き返した。2回目・・・。しかも今日はずれ勤で9時半ごろに帰る日やった。もうこのまま帰ろうかと思ったけど、うちの職場のあまりのセキュリティーの悪さと少ないながらも全財産が入った財布を置きっぱなしの恐怖に勝てず引き返した。
 つい最近までは、財布はかばんに入れたまま、自分の机の上に放置してた。でもふと気づいたが、うちの職場、全員が席をはずしている時間が異様に多い。しかも誰でも入ってこれる。というわけで、机の中に入れることにしたのだ。そして鍵をかける。ただし鍵は、同じ机の別の引き出しの中に入れるのだが・・・。ほんまに意味あるんやろうか。
 というわけで、まだまだこのシステムに慣れないため、帰ってる途中で(なぜか主に電車の中で思い出す)財布を思い出すことが多いのだ・・・。もうやだ。ただでさえ遅いのに今日は10時半に帰ってきたよ!!!!!!!!


 よく同じ電車で帰ってた友人が就職したため、この頃は全然一緒に帰られへん。でも今日は私がずれ勤やったから、残業帰りの友人と一緒に帰った。ああ、もう週に1回しか一緒に帰られへん。電車では先日家出した友人の話になった。我等が真夜中に、それなりに心配してる間に、なんと家出した友人は、カラオケに行って歌ってたらしい。もちろん一人カラオケ。・・・ほら・・・だから心配せんでもいいって言ったのに・・・。それにしても、常人なら発狂するんじゃないかと思えるほど怒り狂えるような状況で、よくもまあカラオケで歌う気になれるもんだわ・・・。


 この前宮本輝の「月光の東」を読み終わった。読んでる途中に「あ、一回読んだことある話や・・・」と気づいた・・・。あまりにも物忘れが激しすぎて題名覚えられへん。何回同じ過ちを繰り返したことか。でも話の内容も忘れていたため、くやしながら最後まで読んだ。特におもしろくもなかったのに・・・。宮本輝は、さっぱりさわやか話と、ねっとり話しの二つに分けられると思う。私はさっぱりが大好き。ねっとりはあんまり・・・。でもねっとりも、一応展開は気になるから、というかねっとりを途中でやめると、ねとねとして気持ち悪いから最後まで読んでまうんよねえ。といいつつ、なんだかんだいって、宮本輝は相当量読破してます。実はねっとりも好きなんじゃ・・・。