グロイ!

anonenone8852004-09-25

どうも。この土日に遊び倒すために連休中は禁欲生活を送っていました。
 この土日は、友人が旗揚げした劇団の受付や雑用を手伝いに行っています。その劇団の名前は、劇団「団々団(だんだんだん)」。余程つける名前が思いつかなかったのだろうということがよくわかる名前です。「あ〜、かわいいのもかっこいいのも奇をてらったものも全部恥ずかしい!つける名前ないからもう団団でいいよ」「じゃあせめて団々団にしよう」というような話の流れで決まったのであろう。そして、今回のお芝居の題名は「ノータリン」なのだが、文字のデザインが奇抜すぎてどうしても「パタリロ」に見えてしまいます。まあ、パタリロもノータリンであることには間違いないのだから、この解釈も完全に間違いではあるまい。
 そして、こういうお芝居をうつときは、いろんなお店から広告料をとって、それを経費の足しにします。でも団々団は弱小であるため、広告がひとつもとれませんでした。友人が「広告がひとつもとれないなんて恥ずかしい」というので・・・、それにあまりにも貧乏で哀れだったので仕方なく我が家から広告を出しました・・・。何も宣伝したいことなんてないのに・・・。写真は我が家から出した広告です(彼氏が描いた・・・)。宣伝することがないため「くすりの豪勢堂」という架空の店名をつけました。奥に見える人型の小さな黒い影は死体だそうです。そして手前の男性のせりふは「あっしには関係のねえことでごんす」・・・。こんな子どもの落書きみたいなのを大金はたいて広告する私たちって一体・・・。でも今後も団々団はお店から広告をとれる予定がないため、我々は公演の度に「くすりの豪勢堂」を宣伝することになるのであろう。間違いない。

 お芝居自体は、親しい友人なので、公平な目では見れないのだが、旗揚げとしては、そして弱小としてはなかなか良い出来だったのではないかと思います。精神的にグロイのだが、友人の人生哲学というか精神世界というか、そういうものを出し切ったなあ、そして出会ったころは「28になったら自殺する」と宣言していたけど(変な人じゃないんだよ。変だけどさ)、それはきっぱりとやめたんだなあというのがよくわかって少々胸が熱くなったりしました。

 非常に仲のいい友人たちであるため、私は受付のためだけに急に出没しただけなのに、我が物顔で劇場内を闊歩し、やりたい放題してきました。毎日一緒にいたころは、こんなに会える回数が減るとは思っていなかったのだ・・・。シクシク・・・。そして、お芝居には、当時どうしても仲良くなれなかった子達や、まあまあ仲良かったけど遊ぶほどではなかった後輩が見に来たりしました。もうちょっとこの人たちともしゃべっとけばよかったなあ。まあ親友にはならんかったやろうけど、友人にくらいはなっとくべきやった。あの頃は、朝から晩までまわりに人が溢れ過ぎてて、知り合った子みんなと仲良くするという芸当ができなかったのだ。そして今もできないのだが・・・。なんせ会長ですからね?