ばかだんな

 今日は花の給料日。いつもの低賃金+10万で、巨万の富を得た気分です。今までいただいてなかった電車賃をいただいたのです。とってもとってもとっても嬉しいんですけど!!!!!!!!やっと赤字をちょっとは返上できるわ!
 その上明日は、代休で休みなんですな。幸せすぎて死にそう。幸せって金と休みさえあれば手に入るものだったのね。

 ところで、土曜に遊んだ友達から聞いた話なのですが・・・。友達の友達が結婚するらしい。その子は、社内結婚で、自分は東京本社、だんなは大阪支社にいたため、職場を大阪に変えてほしいと職場に願い出たそうな。職場は理解があるところらしく、即OK。そしてめでたく大阪に転勤。・・・これなら何の問題もない。私もこんなに憤らなかったであろう。なんせ友達の友達とはいえ他人ですもの。幸も不幸も関係ないわさ。
 ところが大阪転勤を許されたというのに、そのバカだんなは、「仕事をやめて家庭に入ってほしい」と言ったそうな。女の子は、「はたらきたい」とちょっとは主張してみたけど、結局会社やめることにしたそうです。・・・はい、他人事なのに激怒。
 おいおいおい、同じだけの受験の苦しさを乗り越えて、同じだけの就職活動の苦しみを乗り越えて、お互い納得のいく会社に就職できたんでしょ?今まで味わった苦労も抱いた野望も同じでしょ?なぜてめえは、「仕事やめてくれ」といえるのだ。てめえが言われたらどんな気分やねん。頑張った量は同じやのになぜそんな非常識なことが言える??アホだな、このだんな。IQ測ってみたいわ!てめえが家庭に入って大変さを知ってから言え!
 と、その話を聞いたとき、私はムーディーなカフェの中で一段と声を大きくして怒ったのだが、友人によるとそうでもないらしい。むしろ「いいな〜、そんなこと言ってくれて」やねんて。でもまあ、私は働き始めてまだ半年、友人は4年目、仕事を長くするほど仕事のつらさも身にしみるから「やめてもいっか」って気持ちになるんかもねぇ。
 この激怒した話を彼氏にして、「これについてどう思うか」と問い詰めたところ、もごもごと「いまどきこういう人もおるんやな〜と思いました」とのたまった。さらに「もっとあるやろ!もっと感想言え」と詰め寄ったところ「この女の人はこれでいいんかな〜と思いました」とのたまった。・・・私の納得するレベルの回答ではない。100点満点中25点ですな。
 でも多分、私ほど激怒するほうがアウトローなんやろうな。気にしすぎ?考えすぎ?でも理論的に考えておかしいと思うのだが・・・。理論じゃないのよ、生活はということなんだろうか。

 ところで、その友人は、江國香織の「流しの下の骨」がお気に入りの本らしい。私は全くおもしろくなくて、結局読みきれず、いつか読もうと思いつつ風呂場で日々かびているしだいなのだが・・・。やっぱ人によって違うのね。友人は、なんとな〜く変な人が出てくる何気ない日常って感じの話も好きらしい。私は、もっとがんがんストーリーを展開してくれな嫌なのです。ここでもいらちの性格が災いしてうまく本を楽しめなかったらしい。