ごきはまだいます!

 職場にごきがいました。うごうごと元気に活動していました。とっても悲しい気持ちになりました。小さいのもいました。つまりいまだ繁殖期という理解でいいのでしょうか?年中無休でしょうか?確かに年中建物の中はあったかいのですが・・・。夏はそれなりにごきを意識しながら暮らしているので、出会っても「出たな!!」てなもんなのですが、この季節に出られると「????!!!!」なぜ!!!!という疑問符とともに覚悟していなかったため夏の3倍ぐらいの驚愕ぶりを発揮してしまうのです。なんで、あんなにたくさん掃除の人雇ってるのにあかんのやろう・・・。掃除の人はたくさんおるけど、「綺麗な職場やなあ」と感じたことは一度たりともないのですが・・・。あの掃除の人たち雇うのも税金の無駄使いなのでは・・・。


 さて、木曜の帰りの電車で、ひそやかなバトルを展開して参りました。もちろんそのバトルに勝利したので書くのですが。
 私は、座ることはできなかったのですが、ドアにもたれられるという、立ち位置としてはベストの位置を陣取り、電車の発車を待っておりました。するとおばはんがやってきて、私のすぐそばにあった手すりを持ちました。そこの手すりは、私の所有物ではないのですが、個人空間の法則として、私の個人空間内に存在していました。ですので!その手すりをもたれると、個人空間に侵入された気分になり、やや居心地が悪いのであります。ここらへんの居心地の悪さは分かってもらえる人にだけ分かってもらえればいい。とにかく私の空間に入ってきたね!!よくも!という気持ちになってしまうのです。
 そこで私が自分の体の向きを変え、おばはんが視界に入らないようにすれば、個人空間を侵された居心地の悪さからは開放されるのですが、私はとっても疲れていたので、どうしてもドアに背中からもたれるという体勢を崩したくありませんでした。ですので、かなりの至近距離で、おばはんと向かい合う格好で過ごすことになりました。
 こ、これはどちらか居心地の悪くなったほうが体をずらしすしかない・・・。この戦い、負けるわけにはいかねぇ!と思い、私は本格的におばはんの顔をしっかりと見つめることにしました。ちなみに私は、何分間もまばたきをしないでいられるという特技をもっています。目を見開いて凝視。全然嫌な感じのおばはんではなかったのですが、個人空間を守るためには戦いは免れまい。結局おばはんは、体の位置をずらし、私は自分の個人空間を守りきりました。
 この戦いで学んだことがあります。人は居心地が悪くなるとかなりの高速まばたきをすることができる。おばはんは、1秒間に3回はまばたきしながら、居心地の悪さに耐えていました。そのまばたきが不思議でさらに凝視する私でした。
 ああ、木曜もとっても性格が悪かったんだなあ、私・・・。