本の虫

 今日は、友人と海辺でカフェを開く夢を見た。しかも仕事を続けながら、土日だけカフェを営業する夢だった。夢の中で私は「カレーをメニューにくわえるのだ!!」とやたら主張して友人を困らせていた。


 今日は3冊もの本を読んだ。江國香織の「流しの下の骨」。正直最後までさしておもろくなかった。まぁ最後のほうはまあまあスムーズに読めたけど。途中で投げ出すのが気持ち悪くて惰性で読んだ感じだった。これをおもろいと言える友人の心の豊かさに乾杯。私は展開を期待しすぎるせっかちさんなので楽しめませんでした。嫌な話ではなかったが。


 辻仁成の「冷静と情熱のあいだ」。いつかの日記で散々こけにしたくせに号泣した私を許していただきたい。前評判が非常に悪かったため、期待せずに読んだのがよかったようです。まぁ飛ばし読みはしたんやけどさ。飛ばし読みしたのに号泣やしさ・・・。友人は、「なよなよした男が出てくるだけって感じで女版の冷静と情熱・・・に比べたら最悪。絶対買っちゃだめ」言ってました。私はその弱いところもぐっときてしまったのですが。男というのはこういうものなのでは??と思ったのは私だけ?この話は、男女が別れて10年ぐらいたつのに、互いのことが忘れられず、10年後に再会するという話なのだが、女版は、「別れても強く生きていくわ」という終わり方だったが、男版は「これで別れたら残りの人生は死んでるも同然・・・。」というなよなよぶりだった。でも私は絶対二人にはくっついてほしかったので、男版の最後が、「別れたくない。追いかけよう」というニュアンスで終わっていたのがとっても好きでした。はいはいネタばれね。でも誰も読まんからいっか。でもまあどっちのほうがいいか言ったら女版のほうがいいんやけどね。主人公がほんまに好感もてるから。号泣っぷりも激しかったし。


 3冊目は、乙一の「暗いところで待ち合わせ」。暗いねえ題名。失明した主人公のところに指名手配犯がこっそり住み着くという暗そ〜〜な内容。まだちょっとしか読んでないけど、すんごいおもろそうやからこの後一気に読む予定。


 ここまで本読みたい病にかかったのははじめてじゃないかしら。何もせずに本だけ読んでましたわ。優雅ですな。明日はやらなあかんこととか勉強とかちょっとはしよう・・・。


 夜は、同じ職種の同期の友人たちでの飲み会だった。私が幹事だった。おそらくこれからも私が幹事であろう。自分からまいた種なので仕方あるまい。こうなったら意地でもずっと開き続けてやるわさ!女ばっかりやったし仲良さめの子達でだったので、結構楽しかった。私の職場は若い人がいない。もし若い友人が職場におれば、昼休みとか帰りとか、もっと楽しいんかなあと思いました。でも一方では、同じ職場に同期がいると先輩職員に「比較される」という恐ろしい事態が起こることも事実。比較されるなんてまっぴらごめん。だから新人一人職場で大目に見てもらいながらぬくぬく過ごす今のままでいいの。