ハウルの動く城。

さっきはじめておとなり日記というのを見てみたら、同じ内容の日記なんやということがわかりました。これで、あとは、トランバックとは何かという謎を残すのみになりました。
 昨日のおとなり日記は、すべて歯医者ネタ。つまり今日も歯医者のことを書けばおとなり日記に歯医者ネタがわんさか。情報もわんさかというわけですなあ。
 おとなり日記のひとつで、よくわからんかったけど、一万円で全身麻酔で抜歯というのがあった。神経とるとき、ぜひそれを使いたいのでずが・・・。「全身麻酔にしてください」その一言を言う勇気がない。
 散々神経を取る恐ろしさをれぷといぶから教えていただきました。でも母と彼氏によるとぜんぜん痛くないとのことなのですが・・・。母は安心させるためにそう言ってるだけという疑いがありますが、彼氏は「とられたことにも気づかんかった。それがショックやった」とのこと。そんな感覚のない神経なんてあるのか?麻酔が効いてたってことやんな?ということは神経とるときに麻酔が効くかどうかにも個人差があるってこと?はぁ・・・。


 レイトショーでハウルの動く城を見た。分からんけどネタばれするかもしれんから、見てない人は読まないでね。
 まず、前評判とぜんぜん違ってた。分かりやすく、単純に恋を描いた物語、という前評判。別に分かりやすくはなく、恋模様を描きたかったわけではない物語だったのですが・・・。恋のプロセスとかぜんぜん描いてないつーの。
 描きたかったのは、「戦争」と「家族」やんね?
 戦争については、ほんまに宮崎駿は嫌がってるんやなあと思った。まあ誰でも嫌がっているんだが。兵隊は、心も意思もない化け物として描かれてて、一番トップは、たいした奥深い気持ちをもって戦争をしているわけではなく、ちょっと心のベクトルの方向が変わるだけで、ほんまは簡単に戦争は終わるんやで!敵どおしでも、人間対人間として話せば分かり合えるのになんでそれをせえへんの?て言いたかったんかなあ。
 家族については、これからの家族について描きたかったんかなあ。これからは血縁じゃない。血がつながってるからって母性が絶対あるわけではないし、つながってないところにもほんまの家族愛はあるってことと、あと老人のことについて言いたかったんかなあ。老人が老人を介護するっていうのは、ほんまに今の世の中を表してるもんなあ。


 よく分からんかったのは、サリマン(サリバンかと思ってたけど、後から彼氏に「それじゃサリバン先生になってまうやん」って言われた)が何がしたかったんか。戦争やりたいんか、でもあっさりやめるし。ハウルに強くなってほしかったんか、それにしては半殺しにするし。これも、人間ていうのはひとつの決まった気持ちだけをもってるわけじゃない。大好きな気持ちと憎む気持ちが同居することもあるし、戦争についても、矛盾した心を抱えながらしてるんや、ってことなんかなあ。このあたりは、ほんまにわからん。

 あと、時々ソフィーが元に戻るのもよくわからんかった。外見とか年齢は関係ないよ、ってことが言いたかったんかしら。結局最後は髪は変わらず体つきは若めになってたけど・・・。それは一体どういう意味が・・・。

 あと、ラストの展開もはやすぎて、理解力がついていかんかった。ハウルを助けたくて、家を壊せば、戦争場所におるハウルも家のある場所に戻ってこなあかんようになるから家を壊した。そして火が誤って消えかけて、いろいろあったあと、ハウルの子ども時代を見る、そして火とハウルの契約の謎が分かる、瀕死のハウルと火はそれで助かる、でいいのか・・・?書いてても頭が狂いそう。読み返してもわけ分からん文章になってるやろうな・・・。


 というように、今回は、かんぐりながらかんぐりながら映画を見ました。いつもはただぼーっと見てるだけやのに。そして彼氏は少し寝てました。つまり、私に考えさせる隙を与え、彼氏に寝させる隙を与えてしまったということです。ということは、おもしろくないということなのか・・・?私はかんぐる作業に余念がなくて、それがおもしろかったが・・・。
 帰りの電車では、でっかい声で、あそこはなんでだ、あそこはこうだとしゃべりながら帰りました。「まだ見てないのにネタばらしやがって!」と思っていた乗客はきっと一人や二人ではあるまい。


 というわけで、ジブリの中では、もののけよりかは絶対分かりやすかったと思う。千と千尋・・・とは違う難しさがあったように思う。よくわからんけど。

知恵熱でそうやから寝ようっと・・・。