長野

 朝からトランクひきずって職場まで行った。まじできつかった。単純な重さ+人々へ迷惑をかけてしまうつらさ。ラッシュアワーにトランクはあかんよな・・・。一人分場所とるし。と思いつついい場所ゲットしながら電車乗って職場に行った。
 職場に入るところで、先輩に見つかり、「どんな人がやってきたかと思ったわ」言われた。そらそうやろうな。雪山に登る格好そのままで職場やからな。下山したついでに職場にも来てみましたって感じやな。


 仕事終わってから余裕こいてだらだらしてたら時間がたってしまった。実は職場から大宮までにかかる時間調べてなかったんだわ・・・。知らんくせに調べんあたりがひどい・・・。5分前にホームについて、なんとか乗り込んだ。座席について死んだ。一緒に行くメンバーの男と並びの席だったのだが、今まで一言くらいしか会話をかわしたことのない人でした。死。すなわち死!
 ・・・あたしゃやっただよ。1時間半、ノンストップでその殿方としゃべり続けただよ。でもさすが善人だけあって、ほんまにしゃべりやすく、ああ、こんな他人と友人の間みたいな関係でもここまでしゃべれるのねと感動しました。私は声がでかいため、離れた席にいた子にまで「ずっとしゃべってたね」言われました。いい仕事した気分。


 長野から1時間ほどバスに乗って、何もないところで降ろされた。まさかとは思ったけど、そこから30分間雪道を歩き続けた。夜の10時に。バックミュージックは「ゆ〜き〜のふ〜るま〜ちを〜ジャジャジャジャ〜ン」でした。もしくはベートーベンの運命。ほんまにほんまに考えられんくらい辛かった。トランクが雪ひきづって、まるでこなきじじいを背負いながら登山してる気分やったがな!!友達は革靴できてもたから、靴がむちゃくちゃになってもたし!帽子もってなかった子は、頭の上に一山雪山ができてたし!ほんまに雪国っちゅーのは大変なんやとよくわかった。こんなんやったら買い物行くのも一苦労やし、夜中にふらふら「つたやまで散歩しよ〜っと」とか思われんよな・・・。そんなん樹海に入り込むくらい危険な行為だわ・・。