死んだ魚の目を見ました。

 木曜の夜、彼氏が帰ってきてから勢い込んで乙一のことを話そうとしました。「なあなあ!乙一の映画が・・・」くらいまでしゃべったところでさえぎられて、「俺、乙一の映画にはほんまに興味がないねん・・・」と死んだ魚の目で言われました。「でもな!」と続きを話そうとしてもすぐにさえぎられ「ほんまに見たくもないねん・・・」言われました。「いやいや一緒に見てほしいって言ってるわけじゃなくて、ただ映像がな〜・・・」「興味ないねん・・・」。一切しゃべらせてくれません。どうやら怖いらしい・・・。この人の怖がりっぷりは・・・高所恐怖症(ビルの下に立っただけでもがくがくしてますが何か?)からジェットコースター恐怖症、そしてオカルトを異様に怖がる・・・しかもこれらは全部私が大好きなものなんだが・・・。
 怖いんや、と気づいてから、「じゃああらすじだけでもすごいから言ってもいい?」と優しく聞くと、「夜はやめてくれるか?」と頼まれました。とにかく「死んだ魚の目というのは、こういう風ににごっているのだなあ」としみじみと感じることができた夜でした。


 金曜は、またビオラを弾く先生に呼び止められ、いつ練習しているのか、自分もその練習に混ぜてほしいということを切々と頼まれました・・・。部屋に帰ってから係長に「ぜひ先生も呼んで一緒に練習することにしましょう」と頼んでしまった私は、まるで一番楽しみにしてるみたいじゃないか!違う!先生を傷つけたくないだけだ!


 夕方からは、別の職場の同期の子も来て勉強会だった。ほんまに考えさせられるいい勉強会ではあるけれども、考えさせられるだけに、非常にストレスフルです。頭がおかしくなりそう。


 そのあと、中目黒の友達の家に泊まりに行った。都の職員宿舎なんやけど、普通に借りたら8〜9万しそうな部屋に3万5千円ですんでおります。設備はすべて完璧。5階で日当たり良好、追い炊き可、セパレイト、収納スペース大、ベランダあり、セキュリティー完備ばっちり。すべてない上に、夏には1,2度はゴキブリが出て、先日下着泥棒が出た1階の日当たり最悪の部屋に5万6千円で住む私は一体・・・。しかも埼玉・・・。
 災害マンションというのが都にはあるらしい。災害時には、核となって動ける職員が住むマンションであり、時々激しく防災訓練をしているらしい。核になるだけあって、新宿やら高田馬場やらかなり都心のいい立地にあるらしい。普通の職員宿舎よりは入りやすいらしい。災害時なんて言われんでもコマネズミのように働くつもりですので、災害マンションに応募しようと熱く誓いました。


 お泊り会は、ほんまにげらげら笑えておもしろかった。でも途中から他の二人が、旅行の話で盛り上がりはじめ、湯布院に行く!高級ホテルに泊まる!山形に行く!内風呂のある温泉に行く!などなど計画が次々になされて私はちょっとひいてしまった。だって湯布院?って大分にあるらしいやん!交通費が安くついても2万5千円、内風呂の宿やから2泊したら4万円、なんやかんやで7,8万かかるんですが・・・。でも二人とも金のことは一切気にしてない模様。私ってほんまにケチなんやな・・・。でもでも友達は、1人は実家住まい、1人は職員住宅住まいの夜勤職場(夜勤手当がある)で、私の数倍潤ってることは確実やからね・・・。ふふ・・・。悲しい・・・。
 一年で60万くらい貯金しました。頑張って頑張ってこの程度でした。この程度ってどうなんやろう。とりあえず友人知人よりかは少ないんやけど・・・。


 友達の部屋は、ほんまに今まで渡り歩いて来た友人たちの部屋の中で一番完璧やった。むっちゃきれい。そして家具や食器に妥協がない。完璧にそろえていました。物もなるべく少なくしていて、ほんまに広かった。激しく反省しました。行き当たりばったりの大学生協で買った安い家具、実家から適当に持ってきた食器・・・。そして物があふれすぎている我が家・・・。反省しつつ家に帰ってきたら、家むっちゃ汚いし!私のいない間に奴が汚したい放題しているのであった・・・。奴のせいで汚いとしか思えん・・・。


 私は今まで休日の過ごし方はうまいほうなんじゃないかと思ってた。でも友達の話を聞いて愕然とした。人ともたくさん遊んでるけど、1人で街を開拓してる!雑貨とかカフェとか!!まあ中目黒におれば、それもやりやすいんやろうけど・・・。というわけで、激しく反省してOZ!の池袋特集を買ってきた。カフェの数は、あちら方面の100分の1以下やけども・・・この数少ないカフェくらいはすべて制覇しようと誓いました。早速火曜日に行ってくるか!