今夜も眠れない。

 そういう名前の小説があった気がする。宮部みゆきやったような気がする。あと産経新聞宮部みゆきの連載が始まって嬉しい。毎日、新聞で小説読むっていう経験はしたことないなあ。宮部みゆきなら確実に読み続けられそうやし、「この小説が読みたいから新聞やめることができひん」っていう事態も発生しそうです。一日たりとも見逃したくない。早くも面白くなりそうな予感がぷんぷんにおうし。


 そんなことはどうでもいいのだ・・・。今日はほんまにしばらく興奮で眠られん出来事が起こった。多分一生忘れない。孫の代まで語り継ぐ。
 今日は久々に友人と電車で帰った。優先席に座った。おやじが遅れて乗ってきた。推定65歳会社役員風・白髪・背広・男性・背筋ピン・・・てな感じのおやじやった。もちろん席は譲らなかった。私の中のじいさんカテゴリーにそのおやじは当てはまらない。
 我が家の方針その1。背広・背筋ピンは老人にあらず。


 そして池袋は始発駅。どうしても座りたいならあと5分待てば空っぽの電車がやってくる。その電車を待たないということは、お前は座らなくてもいいという選択をしたことになるのだ。
 我が家の方針その2。始発駅で乗り込んできた者には席を譲るべからず。座りたいなら5分待て。


 おっさん、明らかに席を譲らぬ若者をにらみつけているのが分かる。ほんまにお前は変態か?ってくらい覗きこみ、にらみ続ける。そして友人が「これ、友達のおかま」とみせてくれた写メを一緒に覗き込む。吊り輪にそれでもか!!!ってくらい体重をかけてこっちに寄ってくる。足がジャマだといわんばかりに前に迫ってくる。おっさん、痴漢かよ・・・。そしておっさん、そこまで嫌がらせする力あるなら立っとけるやろ・・・。おっさん、風貌から推測するに会社役員やろ。私はほとんど席についてる暇がないほど動き続けてるんや。今日はプール掃除をたらふくした上に、トランポリンを2時間飛び続けたんや。どっちのほうが疲れてるかなんて年齢だけでは決めさせない。決めさせない。絶対だ・・・。そして最後には・・・声のでかい友人がしゃべるたびに「うっさい」「うっさい」と文句まで言い始めた!!!!!ほんまにてめえはあきらかに変態やろ。ああ、今怒りに任せてキーボードを打ってたら、力が強すぎて我が家の薄い壁までみしみしいってます。
 

 友人は手前の駅で降りるのだが、明らかにそのおっさん、今にも文句を言いそうだったので、私も怖くなって一緒に降りてしまった。。。激しく後悔。ま、負けた・・・。おっさんに負けた・・・。あそこでは座り続けるべきやった。最後まで戦うべきやった。よって敗北感と怒りにより今日は眠れないのだ・・・。


 ちなみに一緒にいた友人の方針は「席は譲らない」です。ああ、そこまでいくとほんまにかっこいいし、迷いがなくていいよね。友人の場合は意地悪からそういう方針を立ててるのではなく、良心から立てているのです。そうです。我等も変態なのです。でも同じ変態とは言え、どっちかといえば我等のほうが可愛げがある変態よね!!!!!!


 今日の出来事により、また現状の方針を守り続ける決意を新たにしました。じじいかおっさんかはっきりせん上に「譲れ」光線を出してる奴には絶対かわらねえ!疲れてなくてもかわらねえよ、ばーかばーか!!!!!大嫌いだ!人間なんて大嫌いだよ!!!!!しんじゃえ!!←混乱してるようです。