食べられない・・・

翌日。事の重大さが、嫌というほど分かり始めたが、この日は、彼氏のご両親が私のために朝食を作って下さるという噂・・・。
彼氏に命令し、「彼女は、朝食を非常に楽しみにしています。しかしノロの後遺症で、ほとんど食べられないかもしれません」と言ってこい!と叩き起こしました。

蓋を開けてみると、やはり、シンプルながらも愛情がこもっているのが手に取るように分かる朝食でした。
必死にパンの耳を少しと、レタスを3枚と、ミルクを少しとヨーグルトを少し食べました。
どうすれば、「食べました感」が出るかを考えながら、フォークで食べ物をかきまわしてみました。
ご両親のいないところで、彼氏にメインディッシュを少し食べてもらいましたが、少ししか食べてくれず、怒り心頭でした。

朝食後、彼氏が、「お腹痛いからあまり食べれなかったみたい」とご両親に説明しており、あんたそれじゃまるで私がゲリピーのようじゃないか。それじゃノロの真っ最中じゃないかと思い、「胃の調子が悪いのです。でもとても美味しかったです(レタスが)」と訂正しました。

はっきり言ってこの日も本当に悲しかった。この日は全然食べられませんでした。
昼食も抜き。夜は、多少腹が減ったように感じたので、せんべいを4枚ほど食べました。多少美味しいようには感じましたが、やはり深夜になっても消化してくれてませんでした。
食べられるってことはほんまに素晴らしいことやし、食べるってことで人は精神を安定させてるんや・・・と思いましたわ。。。
今までも、疲れてるときほど、自炊したほうが心身ともに安定するなぁとは薄々思っていたが・・・。
「食べられない」っていうのは、体よりも心を蝕んでいきます・・・。